ファストバックで特筆するべきものは何と言っても足首部分に配置されている「アンクルフレーム」の存在です。
ガエルネ最高峰モトクロスブーツのSG-12のフレームは通常ブーツの足首部分からふくらはぎ上部までフレームが伸びています。これによりプロテクション性は格段にアップするものの、バイクを降りた時(shí)は動(dòng)きづらいというデメリットが付いてきます。ファストバックの「アンクルフレーム」はコンパクトな作りになっていることにより基本的なプロテクションを抑えつつ、降りた時(shí)の動(dòng)作もスムーズにしてくれます。
乗り降りの多いエンデューロやラリーの競(jìng)技には欠かせないポイントとなるでしょう。


■アンクルフレーム
そもそもアンクルフレームはどういう働きをするのか。一言で言うと、「ひねり」の予防をしてくれます。 アンクルフレームがあることにより足首の縦の動(dòng)きを許しつつ、橫の動(dòng)きを制御してくれます。つまりライディング時(shí)のペダル操作や降りた時(shí)の歩行は通常通り行うことができ、転倒などのアクシデントで発生する「ひねり」による捻挫や骨折などのケガから守ってくれます。


■ピボットシステム
ピボットとは回転軸のことであり、ブーツのくるぶし部分にこの回転軸を置くことによって、足首が動(dòng)きます。くるぶし部分にある金屬のビスがその軸にあたり、それに付著するプラスチック部分と合わせて「ピボットシステム」と呼びます。ピボットシステムを採(cǎi)用する最大のメリットは足首の動(dòng)きの制御にあります。ピボットシステムの設(shè)計(jì)によって、制御度合いが異なり、それによりプロテクション性と操作性のバランスが変わっていきます(プロテクションが上がると操作性が下がります)。プロテクションを際重要視したモデルがガエルネ最高峰ブーツSG-12にあたり、次にSG-10、そして操作性を再重要視したモデルがファストバックとなります。


■ソールの製法
ブーツを作る上でガエルネがとりわけこだわっているのがソールの製法です。ソールの製法によって、 はき心地が大いに変わるだけではなく、プロテクション性に格段の違いがでてきます。ガエルネの競(jìng)技ブーツは「100年持つ」と言われる北イタリアの伝統(tǒng)製法、ノルウェージャン製法「通稱(chēng)ノルヴェジェーゼ(Norvegiese)」を採(cǎi)用しています。ノルウェージャン製法の大きな利點(diǎn)はソールの剛性が非常に高いということです。この製法はガエルネ創(chuàng)業(yè)時(shí)から創(chuàng)業(yè)者のガッゾーラ氏がこだわってきたもので、いわゆる職人の技術(shù)でしかつくれないもの。ガエルネのブーツが今でもイタリアの工場(chǎng)で作られているのはこの理由にもあります。


■スペック
外裝:本革(フルグレインレザー)、プラスチック
內(nèi)裝:ファブリック生地
ソール:ガエルネフラットソール(修理交換可)
重量:1,930g(27.5cm片足分)
足入れ全高:38cm
生産國(guó):イタリア