「バケッタレザー」は、イタリアで何世紀も受け継がれている獨自製法、「バケッタ製法」で作られている革です?!竩aqueta(バケッタ)」とはスペイン東部のカタルーニャ語で、「牛」や「牛革」を意味します。
革大國イタリアの中でも、特に革産業(yè)が盛んなのがトスカーナ州です。トスカーナ州を中心に作られる革をすべて「イタリアンレザー」と呼びます。植物性のタンニン(ベジタブルタンニン)でなめされているのが特徴で、他にもいくつかの認定基準をクリアしたものだけがイタリアンレザーを名乗れます。
バケッタ製法はこのイタリアンレザーの獨自製法の1つです。バケッタレザーの大きな特徴は以下の2つです。
- 植物性のタンニンでなめされている
- 牛脂?魚脂などが革の芯まで加脂されている
です。 タンニンなめしは、クロムなめしに比べてはるかに時間がかかります。
ミモザやチェスナッツなどの樹木から抽出される植物性のタンニン(ベジタブルタンニン)でなめした後、さらに牛脂や魚脂、植物性オイルなどを獨自に配合し、革の芯までじっくりと染み込ませます。 この丁寧な加脂の工程もバケッタレザーの大きな特徴です。
バダラッシカルロ社 ORICE(オリーチェ)社 Lo Stivale (ロ?スティバーレ)社 TEMPESTI(テンペスティ)社