0.46ct  竹は、2㎜程。蛍光燈下。0.46ct  竹は、2㎜程。蛍光燈下。
  ルビーやサファイアをひっくるめて「コランダム」と申しますが、このコランダムには、実に様々な色合いがございます。簡単に申し上げるだけでも、白、黒、赤、ピンク、オレンジ、イエロー、青、緑、紫などがございますが、自然が作り出す色ですので、それだけにはとどまりません。例えば、赤は赤でも、純粋な赤もあれば、今回のルースのようなピンクを噛んだ赤もありますし、紫を噛んだ赤、オレンジを噛んだ赤などもあります。さらに、そこに濃淡を加えると、かなりの種類になってきます。
  ただ、以前にも述べた事がありますように、外國人は、微妙な中間色の美しさが分からないみたいです。赤なら、(純粋な)赤しか分からないみたいです。やはり、國に四季(最近は、日本も、春、夏、冬の三季になりつつありますが?????)があって、移ろいゆく自然の景色を何千年にもわたって見続けてきた「DNA」が無いと、微妙な色味が分からないのではないかと思います。
  今回のルースは、ピンクと赤の中間色ですが、蛍光燈の下ではピンクが前面に出て、白熱燈の前では赤が前面に出てきます。光のきらめきは「動き」を持っていますので、靜止畫たる寫真で表現(xiàn)するのは困難であります。ですので、送られてきたルースを?qū)g際、手に取ってそれぞれの光にの下でご覧下さいませ。寫真以上のキラキラが、石底から湧き出してまいります様をご覧になれます。