事件解決の鍵が一本の「道」にあると察した淺見光彥は、テレビ記者の松雪真弓とともに伊勢へと向かう。真相に近づき、淡路に戻った二人を出迎えたのは、新たな死體だった。民間信仰、政治家と大企業(yè)の癒著、新興宗教―。すべてがひとつにつながったとき、戦慄の事実が浮かびあがる。巻末に著者による「自作解説」を付す。