北國にたたずむ癌病棟に、刻々と忍びよる死の足音―。美貌と才能に恵まれながら、短くも激しい生命を燃やして夭折した“乳房喪失の歌人"中城ふみ子の愛の遍歴と死のドラマ。(解説?清原康正)