超貴重
AWG22 スーパーブラックエナメルワイヤー


ウエスタンエレクトリック(Western Electric)製
ダブルシルク&ダブルコットン巻き


年代は1930’~40’ではと推測しています。
インターコネクトケーブルとして使用されていたと思われます。
鉛箔で巻いてありました。
真っ黒のエナメルです。やや厚めに塗裝されています。
このようなエナメルの掛け方は見たことがありません。
ウエスタンの本気というものを見た思いです。


このブラックエナメル線の1本ずつは、
通常のダブルシルク&ダブルコットンで巻いてありますが、
合計23本を6層の行程で超固く包んでありました。
途中に鉛箔の層があります。寫真をご覧下さい。



(美音のためのヴィンテージ線材のエナメルの削り方?裸線も磨くように削ることを推奨)
超硬刃精密カッターを使用して手で削ることをお薦めします。(濡れたティッシュを準備しておきます)
細い線材については刃の角度を余り立てないようにして、
線材を360度ゆっくり回転させながら丁寧にエナメルを削り落として下さい。
エナメルがなくなったと感じたところからさらにもう少しだけ磨くように削ると綺麗な銅の光を感じてきます。
そこまで時間を掛けて綺麗に磨くように円形に削って下さい。
このように接觸部分に気を配ることで音は相當に変わります。
急いでササーッとやってしまいますと、
部分的に痩せた音になったり、微妙にノイジーになったり、と、
その線材の持ち味が出ないことになりますので、
エナメル線の削りを重要に捉えられた方が良いです。
裸線の場合も表面は酸化していますので、
磨くように綺麗に削ることで音はさらに良くなります。