御存知!Boston メロディアス/メロウな復活作 傑作3rd「Third Stage」 日本獨自リマスター紙ジャケットSHM-CD仕様限定盤 國內(nèi)盤未開封新品でございます。
日本獨自リマスターで日本特有の幾分杓子定規(guī)的で高音中心の音質(zhì)ではございますが、非常に良心的でございます。
Tom Scholz自身が手掛けたBoston前二作リマスターを參考にした感がございます................
されどオーディオ次第ではございますが.............................日本所有のアナログ?マスター使用の感もございます....................
正直あのTom Scholzがよく許可を出したものだ、という感がございます。
大傑作”Boston””Don't Look Back”のリマスターは「レコード會社主導?ライヴ音源付アーカイヴ化企畫」で制作が進んでいた所にTom Scholzが待ったを掛け、「自身でリマスターを行う」と宣う始末。
非常に音質(zhì)の良いリマスターではあったものの、ファンが期待したライヴ音源含めたアーカイヴ化は何処?とファンがぼやく結(jié)末となりましたが...........................
件の経緯がありそれを恐れたレコード會社がTom Scholz本人に託したという感がございますが、今作に関してはTom Scholz自身が「日本なら....」許可したという感がございますが...........................
內(nèi)容は言わずもがな。
ラインナップは元來の名手二名のみ。
Tom Scholz(G、Key、B、Ds、Per)、Brad Delp(vo)となります。
またゲストとしてJim Masdea(Ds、Per、かなりの楽曲でDs擔當の模様)、Gary Pihl(G、一曲のみ參加)、
また制作初期段階で関わっていたSib Hashian(Ds、全盛期Bostonの元メンバー)の録音が一部で使用されている模様。
制作はTom Scholz、1980~1986年御馴染み”Hidaway Studios”での録音制作となります。
マサチューセッツ工科大學卒業(yè)後にかのポラロイドの研究チームで働いていたTom Scholzがそこで得た収入でかの”Hidaway Studios”を建設。
在學中に知り合ったBrad Delp、Barry Goudreau、Jim Masteaと共にデモ録音を制作した事から始まるバンドでございます。
されど當時レコード會社からの反応はなく、前身バンドは消滅。Tom Scholzは音楽性を変化させていきます。
音楽性を固めその後Tom Scholzは再びBrad Delp、Jim Masdeaと共に再度デモ録音を制作。レコード會社の反応を窺う事となります。
録音の良さも加わり、反応は上々。大手の”Epic”が契約に乗り出す事となります。
”Epic”はデビュー作制作にかのJohn Boylanを起用するもののTom Scholzは難色を示し、自身での制作を主張。
また”Boston”というバンド名を冠しているものの実質(zhì)はTom ScholzのみでBrad Delp/Jim Masdeaがデモ制作に參加というもの。
Jim Masdeaは既に離脫。ツアーが出來るバンドとしての體裁を整える為にBrad Delp人脈から以前も関わっていたBarry Goudreau、Sib Harshian、Fran Sheehanを引き入れる事となります。
制作が始まるものの実態(tài)はTom Scholzは自身のみで制作を進行(一曲のみJim Masdea起用)。
その後他の録音スタジオに移行しJohn Boylanを中心に他のメンバーのオーヴァーダビングやヴォーカル録音及びミキシングを行う、という異例の制作を行う事となります。
摺った揉んだの制作の末に完成。
リリースに漕ぎ著ければ大反響。また獨特とは言えど録音の良さも加わってオーディオ?ファンの大反響も加わり、驚愕のセールスを記録する事となります。
ツアー後はレコード會社の催促?強制があり次作の制作に乗り出す事となりますが、今度は完全にTom Scholz主導の制作。
Tom Scholzの演奏制作にBrad Delpのヴォーカル、他のメンバーの部分オーヴァーダビングという形で再び制作を進めるものの「一曲追加制作の段階」でレコード會社が制作を強制的に終了させ、リリースを強行。
Tom Scholzやバンドは忸怩たる思いをする事となります。
されどリリース後は再び大反響。ツアーも長期化、會場も大規(guī)?;反蟪晒Δ騾Г幛胧陇趣胜辘蓼?。
ツアー後Tom Scholzは契約面で相當な不信感に陥り、新作に向け創(chuàng)作を開始するものの現(xiàn)行のビジネス體制を斷ち切る事に動き出す事となります。
マネージャーとの法廷闘爭や録音契約に関する不當さを解消する為に契約解除を見越してバンド活動は沈黙(制作は継続)。
その後Barry Goudreauは自身のソロ作”O(jiān)rion the Hunter”を制作し、更にその名を冠した自身のバンドを結(jié)成。他のメンバーもそれぞれの活動へ移行し、バンド體制は解體となります。
またレコード會社は契約不履行(6年で10作リリースは異様な契約とは思われますが.......)を訴え、法廷闘爭は泥沼化。
Tom Scholzは忸怩たる思いをしつつも自身の企業(yè)”Scholz Research & Development Inc”を設立。
また、かの”Rockman”を産み出す事となります。
泥沼化したレコード會社との法廷闘爭では印稅面での圧力を受けるものの一審でTom Scholzが勝訴(あの契約ではねえ.......その後はレコード會社が不當を訴え更に長期化。
1990年4月に再びTom Scholzが勝訴という結(jié)末に)。
新規(guī)に”MCA”との契約を締結(jié)し、Brad Delp/Jim Masdea(一部Sib Harshian)の協(xié)力を得て制作を進めていた新作を完成させ、
8年越しにリリース..................という非常に面倒な経緯がございます.................................
さて今作。
前作から八年の歳月というもの。
時代は変わり當時は米國を中心としたHR/HMブーム後期と言う時期。非常に話題になった作品でございます。
相も変わらずの音楽性と音造りとは言われましたが、メロディアス/メロウ重視の音楽性がミソ。
制作當初の米國は(日本で言う)”A.O.R.”ブームの真っ只中で、メロウな感覚のメロディアスさが以て囃された時期。
それが反映された感がございます。
その後の法廷闘爭のトラブルでTom Scholzが世の音楽の流行とは疎遠となった感があり、浦島太郎的な感がある音楽性でもございます。
そもそも”Boston”がTom Scholz自身という感。
そこに特徴的な表現(xiàn)力を持つヴォーカリストBrad Delpが絡むという感があり、本來の姿が露呈した感がございます。
但し、大傑作と名高い”Boston””Don't Look Back”に比べ、アメリカン?ハード系バンドの躍動感や高揚感が薄れている事がミソ。
非常に質(zhì)は高いもので今作は「嘗てと変わらない音楽性に音」とは言われましたが、このギャップがセールス等のギャップに繋がった感がございます。
當時某米國HR/HM系ミュージシャンにも「A.O.R.的なもの」と評されており、元來HR/HMファンの支持が篤い筈の”Boston”がそう扱われておりました。
當時はかの”Thrush Metal”の臺頭そしてグランジ/オルタナの息吹が聞こえ、八十年代的な音楽性に陰りと嫌気が見えるという時期。
そこにこの音楽性を以て再び登場した”Boston”。
1000萬枚、800萬枚云々と売り上げた以前に比べ、半減。當時の米國を中心としたHR/HMブームとは言えどこの微妙な評価がその後のバンドを窺える感がございます。
かの法廷闘爭等々のトラブルが早期に解決し新作制作に臨んでいたなら................當時のHR/HMブームに上手くリンクしていたなら..............とも思わせる作品ではございます................
今作リリース當時は嘗て同じく「ハード/プログレッシヴ」扱いであった名バンド”Journey”や”Styx”は既に事実上の解散、
”Kansas”は名手Steve Morse(現(xiàn)Dixie Dregs/Deep Purple/Steve Morse Band)を迎えて名作を制作するものの新生第二弾”In the Spirit of Things”がセールス不振。
時代の流れを感じされるものではございました............................
Journeyの大傑作と呼ばれた”Escape””Frontiers”がそれぞれ2000萬枚の売り上げに対して、事実上のSteve Perryのソロ?プロジェクトと化した”Raised on Radio”が(質(zhì)は高いものの熱心なファンにそっぽを向かれ)300萬枚。
似た経緯が窺える感がございます....................................
今作のツアーでの録音を含めたライヴ盤の制作がアナウンスされておりましたが............................いつの事やら.................................
現(xiàn)在では入手が困難。この機會に是非。
注:発送方法は変更になる場合がございます。宜しく御願い致します。