オウム事件から、戦爭、性、 臨死體験、資本主義の行方まで????..
取扱い注意! この対談は危険です
現(xiàn)狀に苛烈な異議を申立てる、 率直無比な剛腕対談
文藝春秋刊 定価(本體1,333円+稅)
辺見さんの自由の概念がひろびろとしていて、どんな主題をもち出しても待ったを かけられる制約を感じたことがなかった。とても良い印象の対談で、おいしい料理 をたくさん食べた気がしている。(吉本隆明)
吉本さんは、ときにこのまま消盡してしまうかと思われるほど熱して弁じ、 ときに長く沈黙した。樹皮に耳をあて、樹芯のようすを窺うようにして私は話を聴いた。 耳を澄ますと、この大樹の中ではごうごうと凄まじい風(fēng)が吹いているのだった?;寐?ではない。(辺見庸)