自宅保管の品です。中身は大変美品ですが、古いもので表紙など経年変化はございます。畫像にもありますように、裏表紙上部に小さな破れ、10ページほどに薄い折り目ががございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。

この母がいて、息子は男となり、父となった―。生きることにいつも真剣勝負、名物母ちゃん“イクしゃん"には、さすがの鉄矢もタジタジ、常に頭があがらない―。愉快で、胸をうつ熱血母子物語。

“お國のため”と産んだ子供が六人。そしてまた妊娠。「戦爭も終ったし、今度だけは取ってのけよう(中絶)」と思っていた母?イクしゃん。「まあ、今度まで産んでみらんか」と父?嘉元さん。危機一髪、危ういところでこの世に生を受けた武田鉄矢。イクしゃんは子供の甘えを徹底的に排した。鉄矢が幾多の困難を乗り越えてこれたのも、この教育があったからこそだ。母子の情愛を涙と笑いで見事に描き切った武田鉄矢の自伝的物語。


目次

第1章 少年時代―煙草屋の母と子

第2章 青春から朱夏へ―戀とフォークと博多の街

第3章 旅立ち―福岡教育大學(xué)と海援隊の夢

第4章 思えば遠くへ―結(jié)婚、そして東京の街角で


登場する方々
照和 チューリップ 財津和夫 泉谷しげる
甲斐バンド 甲斐よしひろ 吉田拓郎 川島透
長谷川法世 アンドレ?カンドレ 井上陽水
チェッカーズ 藤井郁彌 長渕剛 陣內(nèi)孝則
坂本龍馬 姫野達也 高田みづえ 宇崎竜童
萩原健一 谷村新司 アリス 高倉健 山田洋次
桃井かおり 田原俊彥 近藤真彥 小山內(nèi)美江子

練習(xí)で間違うと財津和夫のビンタが飛ぶ
喫茶店バイトのタモリの笑い話
福岡にも屆いたデビュー前の拓郎の噂
出戻りの陽水をみんなで笑っていた
博多の小さなライブハウスに天才たちが沢山いた
無名の少年甲斐よしひろは無職のウェイター
入店を斷られた小學(xué)生の藤井郁彌
財津和夫から俺たちの話をするな、あんた達とイメージが違うし迷惑だ!と言われる
姫野達也を酔わせて吐かせた話
高田みづえ、萩原健一の曲を書いたがボツに。


レビューより
武田鉄矢が自らの母親を主軸に回想した自敘伝。
戦後の混亂期から高度成長期に至る激動の時代を
気丈に働き抜いた母イクしゃんと劣等感に転がりながら坂本龍馬とフォークソングと戀愛に青春を捧げる末っ子鉄矢を絶妙な構(gòu)成で物語る。


何故手元にあるのか記憶にないのですが、これは面白いです。お母様の強烈なキャラクターが素晴らしいです。うちの愚父と同じくアル中のお父様に対しても、出征した影響も考えておられ優(yōu)しい方だと思います。あんなに迷惑だったお父様が「父に捧げるバラード」も作れと言ったり、息子の曲のリクエスト葉書をせっせと書いたりするところが良かったです。タバコ屋のオヤジが肺がんで死んで名譽の殉職とお母様、やっと一つ売れたとブラックジョークをとばす仏壇屋のおばさん。面白かったです。