最大幅 22cm ほど

高さ 23cm ほど

爐の口縁に薄く短いニュウが1箇所
蓋內側にカケ
窯傷あり


江戸時代、19世紀のものと思われます。

丁子風爐は起源や用途など記録があまり殘っておらずまだまだ謎が多いようです

古い文獻で身分の高い人や朝廷への獻上品として名前が出てくる事と、當時は丁子(クローブ)は高価な物だった事から丁子風爐も限られた人しか所有出來ない高貴なものだったと言われています。

琉球を統治した尚家の資料にも正月の座敷飾りや婚禮等の祝い事、儀式等に用いられたと記録が殘っており明らかにランクの高い位置付けだった事がわかっています。

下の爐には灰を入れ炭を焚き、釜には水を張り丁子を浮かべ香気を利用した事だけは共通しているようですが、殺菌効果や防蟲効果を利用していたり、醫(yī)療的な用途であったり、衣裝に香りを纏わせたり、ルームフレグランスのように使用していたりと様々なようです。



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