時は移り明治の初年。時代の混亂は、「かわせみ」にも降り懸かっていた。東吾は、戦亂で行方不明、源三郎は兇賊の手にかかり落命、麻生家も源右衛(wèi)門ら三名が殺害された。だが、麻太郎、花世、源太郎ら次代を背負(fù)う若者たちは悲しみを胸に抱えながらも、激動の時代を確かな足取りで歩き出す。大河小説第二部、堂々のスタート。