【詳細】
初版帯付 坂東眞砂子 くちぬい 集英社刊

2011年9月30日初版 集英社発行

ホラー小説より恐ろしい、坂東眞砂子の最高傑作。書き下ろし長編小説。
夫の定年退職を機に、東京から高知の山奧の白縫集落に移り住んだ夫婦。美術(shù)教師だった夫の竣亮は趣味の陶蕓に専念したい、妻の麻由子は放射能汚染の不安のある東京から逃れたいと思っていた。老人ばかりの村で、若くみられた二人は歓迎されるが、「くちぬいさま」と呼ばれる神を祀る神社に続く道の上に竣亮が陶蕓の窯を作ったことから、村人達との関係に亀裂が生じ、陰濕な苛めが始まる――。

坂東眞砂子
高知県生まれ。奈良女子大學(xué)居住學(xué)科卒業(yè)後、イタリアに2年間留學(xué)、インテリアデザインを?qū)Wぶ。帰國後フリーライターとして働き つつ童話を発表、57年、第7回毎日童話新人賞優(yōu)秀賞を受賞。平成6年「蛇鏡」「桃色浄土」が連続して直木賞候補に。8年「桜雨」で第3回島清戀愛文學(xué)賞 受賞。9年、「山妣」で第116回直木賞受賞。14年「曼荼羅道」で第15回柴田錬三郎賞を受賞

【狀態(tài)】
経年劣化により多少の焼け、カバーにスレ、傷は御座いますが、概ね良好です。