自宅保管の品です。中身は大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。

柳 美里
貧乏の神様 芥川賞作家困窮生活記

芥川賞作家の柳美里が『創(chuàng)』から原稿料を支払われないとして、話題となったが、
本書はその『創(chuàng)』の連載を「お金」「貧乏」にまつわる話を中心にまとめ、新たに加筆した問題作だ。
『創(chuàng)』出版との印稅未払いの顛末記も書かれており、芥川賞作家が困窮する衝撃のエピソードが明かされる。
全國には300萬人の非正規(guī)雇用者がいるが、彼等に向け「貧乏でも幸せ生きる」意味を問う作品となっている。

作家とは、日雇い労働者そのものである。常時貯金ゼロ。友人に100萬円を借り、手持ちのアクセサリーを換金する…書かなければ、書けなければ、収入はない。月刊『創(chuàng)』との「原稿料未払い騒動」完全収録。

目次
1 日々是貧乏(39歳の抱負;6300円と2時間20分の価値;信頼とは身投げのようなもの;虐待騒動とネット炎上;鬱と困窮の日々;生きてる方もツラいんだよ;40代のエイトビート;モグラ野郎の気持ち ほか)
2 原稿料を払ってください―月刊『創(chuàng)』編集部と柳美里の交渉記録


レビューより
たしかに貯金するこなく6千萬をその男性のがん治療とお墓につぎこむ。つまり、好きだったのが。その人も子どもを産んでそだて、また問題が出てくる。そこを何として生きようとするが、お金がない。その模様が詳細に書かれている。さらには、やっぱり約束した原稿料を払わない出版社はどうかと思う。のらりくらりと交わすメールのやり取りは、3流の編集長だと思わさるを得ない。



貧乏記には留まらず、生きることや死、息子への愛、病など…そして金策に走る毎日、それでも必死に喘ぎ生きようとする姿。走り続けてほしい。本書は柳美里の水道が止まる寸前までのお金がない記録であり、そんな中で「原稿料未払い騒動」でもある。