モーツァルト：

歌劇『ドン?ジョヴァンニ』 全曲

クーベリック指揮

オジェー、

ヴァラディ、

マティス、ほか

バイエルン放送交響楽団＆合唱団

日本語歌詞対訳付き
楽曲解説付き

1985年デジタル録音。

重厚かつディテールまで精妙に調(diào)節(jié)された味わい深いサウンドを基調(diào)に、ス ケールの大きなモーツァルトを聴かせてきたクーベリックが、當時、新進のアラン?タイタスを起用して、大いに注目されたアルバム。第２ヴァイオリン右側(cè)の オーセンティック配置による効果的なオーケストラ音響の中で、オジェー、ヴァラディ、マティス、ローテリング、モーザー、パネライといったヴェテラン歌手 陣が、個性豊かな歌唱を繰り広げてくれます。骨太なポリシーで一貫した堂々たる演奏です。

オーケストラが素晴らしい。登場人物の心理描寫よりも、もっとロココ的な優(yōu)雅さを基調(diào)にし(とはいっても、地獄落ちシーンは迫力がある)、テンポの緩急も 自然だ。タイタスのドン?ジョヴァンニは若々しく、やや攻撃的。オペラ録音の少ないクーベリックだが、これが初のモーツァルト?オペラ。