御存知!極初期トリオ編成時Thin Lizzy匿名プロジェクト Funky Junction「Play a Tribute to Deep Purple」輸入盤中古でございます。

盤共に非常に狀態(tài)の良い中古でございますが、CD-R盤の模様でございます。




盤起こしでございますが、ノイズ処理等丁寧に行われております。



內(nèi)容は言わずもがな。


ラインナップは興味深い名手揃い。


Phil Lynott(B/B-vo 當時Thin Lizzy。後にGrand Slam/Gary Mooreセッション他)、Eric Bell(G、當時Thin Lizzy)、

Brian Downey(Ds、當時Thin Lizzy 後にGrand Slam/Gary Mooreセッション/再結(jié)成Thin Lizzy他)、

Dave Lennox(Key、當時Elmer Fudd 後にBlodwyn Pigs他)、Benny White(Vo 當時Elmer Fudd)となります。



プロデュースはバンド自身とLeo Mullerとなります。


1972年英國ロンドン”De Lane Dea Studios”での制作となります(期間は一日のみ。後者は立ち合い/予算/スケジュール管理の感)。




1971年他ミュージシャン起用制作”Jimi Hendrix”Tribute作のドイツでの成功に味を占めたドイツ人音楽関係者”Leo Muller”なる人物が、

他成功バンドの同企畫作を企畫。


そして當時成功収めつつあった”Deep Purple”に目を付け、活動が芳しくなかった”極初期Thin Lizzy”にアプローチ。制作承諾を得る事となります。


Thin Lizzy側(cè)はKey奏者の不在及びRod Evans/Ian Gillanとは異なるヴォーカリストである故Phil Lynottの代わりに

同郷のバンド”Elmer Fudd”から”Dave Lennox”/Benny White”を起用。


制作に臨む事となります。


2~3時間のリハーサル後制作開始。一日で完成という経緯がございます..............................





さて、今作。


良心的なコピー/カバー楽曲作の感。

(極初期Thin Lizzyによる匿名プロジェクト...............という知識が有ってこそ..............という感が否めませんが.....................................)



Brian Downeyがかの名手”Ian Paice”に繋がる技術感が窺えるもので、演奏/アンサンブルの要という感。

またEric Bellが案外巧みな演奏を聴かせる事がミソ、違和感無い出來でございます。


故Phil Lynottもセンス含め良い出來ではございますが、技術的に甘さが殘るもの。


後々に故Phil LynottがRitchie Blackmore/Ian Paiceと幻のバンド”Baby Face”結(jié)成となり、今作の出來が絡む感がございますが、

デモ録音のみで崩壊に至るというもの。

名手Ian Paice曰く「思う程上手くは無かった」との事でございますが、その甘さが........という感がございます....................



Deep Purpleのみならず、The Animalsで御馴染みトラッド?カバー楽曲”House of Rising Sun”、アイルランド民謡楽曲”Danny Boy”、

米國Country/Blues楽曲”Corrine, Corina”等々含まれておりますが、バンドの技術力等問題からDeep Purple以外から選曲されたという感。


それら楽曲の際には”極初期Thin Lizzy”色が強く聴かれる事が非常に興味深いものがございます..............





ギャラの支払いはあったものの微々たるもの。

(著作権関係は無、という感.................................)


リリース時には”極初期Thin Lizzy”/Dave Lennox/Benny Whiteの演奏者等クレジットがアルバム?ジャケットから削除されるという始末。

當時高価であった2インチ?テープは使い回し。マスターテープは呆気なく消去、との話


(後のIron Maiden”The Soundhouse Tapes”も似た憂き目に.......................

されど今作は英米獨にてリリースされており、コピー?マスターが殘っている可能性が.............)




後に同名プロジェクト名義の作品が制作リリースされますが、”極初期Thin Lizzy”とは何も所縁も無い、というもの。




音楽の出來は兎も角、廉価版販売/薄利多売的、売り抜け単品商売な御粗末なプロジェクトが窺えるものでございます...........................................












この機會に是非。