嵯峨敏也はうなされていた…。多重人格と判斷した入絵由香の恐るべき夜叉の顔をまのあたりにしたからだ。 ミドリの猿、その言葉の真意は? 嵯峨はかつての恩師、倉石を連続変死事件の犯人と疑い極秘調(diào)査に乗り出した。一方、いまや『千里眼』の異名をとるに至った岬美由紀は、見えざる敵の存在を察知する。メフィスト?コンサルティング――史上最大のマインドコントロール組織がついに姿を現(xiàn)わしたのだ! 100萬部突破の松岡ワールド?超人気シリーズ、最大の反響を呼んだ第二作、ついに待望の文庫化!