なにもかも平凡な木崎は、自分には「何かがたりない」と感じていた。そんな折り、取引先の相手で同階級(jí)のボクサー?柴賀にむりやり犯され、試合でも負(fù)けてしまう。「膝を折ったあの瞬間から、お前は俺のものなんだよ」と柴賀に宣告され、淫らな體の関係をつづける木崎だったが、その快楽に、激しさにしだいに溺れていき…。體は繋いでも、けっして唇だけは觸れ合わせない、それが暗黙の契約。まるで、激しく燃え上がる二人の心を隠すかのように―。