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DENON PMA-235  sNo116601 簡易整備調整済を出品します。このアンプが気に入り複數(shù)所有している関係上、間違い防止のため、シリアルナンバーをタイトル末尾に記載しています。
 
外観の程度
外観は経年の割には良いほうではないかと思いますがそれなりです。寫真でご判斷ください。
前面パネルもきれいな方だと思います。打ち傷や凹みはありません。天板は塗裝傷みが見受けられます。
ボリュームなどのつまみは全て無垢のアルミ製で高級感があります。トーンコントルール回路には抵抗切り替え型のスイッチ式を採用しており、全體が高級仕様になっています。
またマランツ7に似たようなゴテゴテ感のないシンプルなデザインは、當時の日本では異色でした。勝手な想像ですが、このアンプの設計者は、當時のマランツのデザインに影響を受けていたのかもしれません。
 
このアンプは、入手時、ボリュームのガリが酷く、またテープモニター等の切り替えレバーの接點の汚れが影響して、接點不良の癥狀が見受けられ(この時代のアンプによくみられる癥狀です)、手入れが必要でした。
ガリ修復の方法は、音量ボリューム兼左右バランスボリュームは基板から外し、高周波洗浄機でマイペットを入れた60C位のお湯にて、30分くらい洗浄します。水洗い乾燥後、CAIG接點クリーナーを吹いてから基板に組戻しします。今まで試行錯誤を繰り返したこの方法がガリ対策の成功率が高いように思っています。分解できる構造のボリュームであれば直接清掃できるのでそれに越したことはありませんが、本機は分解が難しいためこの方法をとっています。本機の音量ボリュームはこの時代流行のクリック式ですが、この構造はクリック部に汚れがたまりやすく、ノイズの発生源になりやすいため、カバーの裏側についている小球を取り除きました。これでスムースな回転のボリュームになっております。
他のスイッチ類は、接點復活剤処理でよかったので、上記の洗浄は行っておりません。スイッチ類は時々動かして接點の接觸をよくしておくことをお勧めします。
終段回路のバイアス電流は40mAに設定しています。DCバランスも多少変動しますが、動作上問題ありません。そのほか電源ランプ(麥球)が切れていたため、LEDに置き換えています。
 
參考までに、これら古いアンプを物色される際に重要なことは、最低限電源ON、OFFの否が記載されている必要があります。改造などの有無を確認するため、天板や底板を外して、內部構造を見せているかどうかも重要なポイントです。
寫真がなくともこれらの狀態(tài)が記載されていない商品は、リスクが大きいため最悪、部品取りにしかならないものだと考えておく必要があります。
本機もそうですが、1970年代のアンプは修理して長く使うことを前提としている製品が多いため、メンテナンスしやすい設計になっていることが特徴です?;芈筏搐趣衰芝恁氓证堡筏皮ⅳ?、基板のコネクターを介してそれぞれを接続しています。
ところが、修理にあたって、コネクター接続を廃し、端子類を直接はんだ付けしてある改造商品がまれにあって、これにあたると、次のメンテナンスがものすごく大変で、泣きを見ることになりますのでご注意ください。
本機の內部寫真では、黃色の丸枠で囲んだところがコネクター接続になっています。モレックスの舊型で今日では入手できません。內部の寫真等が重要なのがお判りいただけると思います。
 
出品にあたって、フォノ?ラインとも音出し確認しています。ヒヤリングでは特に異常はありませんでした。ヘッドフォンもOKでした。ただし本機の仕様として、スピーカー出力をOFFにして聴かないとスピーカーからの音も一緒に出ます。
 
レコード再生時では、MM型はOKですが、MCカートリッジ再生は音圧が足りず、昇圧トランスやヘッドアンプが必要です。
 
音質の傾向について(主観になります)。
この時代の出力TRはまだメタルキャンタイプ(金屬缶)のものが多く、本機はモトローラのMJ2501?MJ3001をシングルプッシュで動かしています。これはダーリントントランジスタと言って內部で2段の増幅部で構成されたトランジスタです。
ちなみに兄弟分のPMA-255では東芝の2SB557?2SD427のシングルプッシュプル構成ですが、
これはこの時代のDENONでは、先代のPMA-700PMA-500との関係を踏襲しているものだと思われます。DENONとしては両者の特徴を味わってもらいたかったのかもしれません。
 
ダーリントントランジスタの特徴かどうかわかりませんが、中高域にわずかな華やかさがあり、つややかさが感じられます。低域もやわらかめの音ですが、ダイナミック感もあるように聴こえます。
一方、PMA-255の東芝のトランジスタではシングルプッシュプル動作とも相まって、ピュアでフレッシュな音の感じがします。
 
清掃のほか一部電解コンデンサーの交換など簡易整備しておりますが、何分古いものなのでスイッチ類はまた接點の汚れなどで不具合が出る可能性があります。使用せずに長期に放置しておくと、特に音量調整ボリュームはノイズなど出やすくなるので注意です。常時使用しているとこれらの癥狀は少なくなるはずです。とはいっても、1970年代のアンプです。多少のメンテナンスの心得のある方が使用されることを望みます。その點ご留意ください。
 
リサイクル段ボール箱にて厳重梱包し発送いたします。なお、當方たばこは吸いません。
動作は正常かと思いますが、萬一到著時に音が出ないなど當方に瑕疵があれば返金に応じます。その場合、返送費用はご負擔ください。それ以外はご容赦下さい。なお當方趣味でやっている者で業(yè)者ではありません。よろしくご検討下さい。