★商品説明★ 喜安幸夫著 「討ち入り非情 真伝忠臣蔵」 コスミック文庫

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★著者略歴★ ?。保梗矗茨辍⒈鴰毂h姫路市出身?,F(xiàn)在埼玉県新座市在住。國士館大學政経學部卒。1972年中華民國國立臺灣大學政治研究所終了?帰國。1998年「臺灣の歴史」で第7回文蕓家クラブ賞。2000年「はだしの小源太」などで第30回池內祥三文學奨勵賞受賞。

★作品內容★  仇討ち?中心蔵好きな著者が書いた、オーソドックスな忠臣蔵入門書といっても好いかもしれない。とは言っても入門書というのには、非常に分厚い。そもそも忠臣蔵とは、史実で確かに殘っているのは、江戸城での刃傷、藩主の切腹と赤穂藩の無血開城、そして吉良邸の討ち入りと、赤穂浪士の切腹だけだ。これだけは確かな事実として殘されている。事件のすぐ後から、巷間では芝居などにされた事もあったのだろうが、公に芝居?歌舞伎として完成されたのは事件から50年近くもたってからだ、それも幕府をはばかって、時代や人物名はすべて変えてある。當然観客らはそれを踏まえてみているわけだから、あの赤穂事件として知っている。ただ當時の芝居は、薄くらい席で役者が見栄を切る場面が中心だから、當然見せ場を造らなければならない。そこで様々なエピソードが付け加えられ、歌舞伎としての忠臣蔵が完成した。それからも場面や新解釈が付け加えられ、數(shù)百の小説も書かれた。著者もあとがきで書いているように、見せ場を造るために、不自然なストーリーも多くある。でもそれをひっくるめて忠臣蔵なのだ。忠臣蔵フリークの著者は、そんな名場面を極力取り入れ、現(xiàn)代的な合理視點から、それらを纏め上げた。さらに數(shù)々の小説にも取り上げられている、上杉、柳沢などの思惑も採り入れて、小説世界を盛り上げているのでこの大作になってしまったようだ。でも、歌舞伎などの忠臣蔵の要素をしっかり抑え、さらに現(xiàn)代的視點も取り入れているからオーソドックスで、入門書というわけだ。

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