スカラ座來日公演でもファルスタッフを歌うマエストリと
若き天才指揮者バッティストーニの『ファルスタッフ』!
パルマのファルネーゼ劇場での上演!
日本語字幕付き!
ヴェルディ:
歌劇『ファルスタッフ』全曲
マエストリ、
サルシ、
ヴァシレヴァ、ほか
パルマ?レッジョ劇場管弦楽団&合唱団
アンドレア?バッティストーニ(指揮)
演出:スティーヴン?メドカルフ
2011年10月10,12,15,22,25日
パルマ、ファルネーゼ劇場(ライヴ)
2011年10月、パルマのヴェルディ音楽祭で上演された『ファルスタッフ』の映像です。
歌劇場ではなく、由緒あるファルネーゼ劇場での上演というのも貴重です。
2013年9月のスカラ座來日公演でもファルスタッフを歌う予定のアンブロージョ?マエストリが、まさに嵌り役のファルスタッフ。巨體で堂々と歌っているのになんかおかしいというのは、もはやリアル?ファルスタッフ。スヴェトラ?ヴァシレヴァは、頭が切れて気が強そうで、でも色気たっぷりというなかなか強烈なアリーチェ。旦那フォードのルカ?サルシは、威張り散らしているわりに小物っぽい旦那で、この夫婦のバランスがうまく行っています。一方、アントーニオ?ガンディアの情熱的なフェントンとバルバラ?バルニェージのおずおずとしたナンネッタもまたいい組み合わせ。その他、ダニエラ?ピーニのメグ、ロミーナ?トマゾーニのクイックリー夫人などなど、いずれも適役です。
指揮のアンドレア?バッティストーニは、この頃既にヴェルディアンの間ではかなり話題になっていて、直後の來日が待望されていたころ。しばしばシンフォニックになり過ぎる『ファルスタッフ』も、バッティストーニの手にかかると実に活気があって歌心の生きた音楽になっています。
スティーヴン?メドカルフの演出は、ファルネーゼ劇場の木をたっぷり使った柔らかな內(nèi)裝を生かして、舞臺もシェイクスピアの時代の古風な雰囲気を活用したもの。といっても復古的な舞臺作りではなく、愉快な仕掛けがたっぷりで楽しく見ることができます。(キングインターナショナル)