奈良から柳生村に通じる滝坂の道にある首切り地蔵が何者かに盜み出され、その跡に首を切り離された北沢桂一郎の死體が磔けられていた。傍の楢の木に「わけは赤かぶ検事に聞け」と書(shū)いた貼り紙があり、京都府警の行天燎子警部補(bǔ)が赤かぶ検事こと柊茂と共に現(xiàn)場(chǎng)に急行したが。