盟友?橘逸勢(shì)らと共に、遣唐使として長(zhǎng)安に入った若き僧?空海。密教の真髄を「盜みにきた」と豪語する空海は、ありあまる才で多くの人を魅了していく。一方長(zhǎng)安では、奇怪な事件が続いていた。役人?劉の屋敷に貓の化け物が取り憑き、皇帝の死を予言したという。噂を聞いた空海と逸勢(shì)は、劉家を訪れ妖貓と対峙することに。その時(shí)から2人は、唐王朝を揺るがす大事件にかかわることになる―!中國(guó)伝奇小説の傑作ここに開幕。