武漢日記 封鎖下60日の魂の記録 方方/著 飯塚容/訳 渡辺新一/訳
★2020年刊 初版本 定価1760円 318? 四六判 表紙カバーあり
★全國(guó)學(xué)校図書(shū)館協(xié)議會(huì)選定図書(shū)
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新型コロナウイルス蔓延により、突如強(qiáng)行された1100萬(wàn)人都市の封鎖。親しい人が次々と死んでいく……その渦中で女性作家が克明に記録し、全世界が注目した“真実”のドキュメント。
忘れてはいけない、この悲しみの日々を──
新型コロナウイルス蔓延による1100萬(wàn)都市の完全封鎖。
2020年1月25日、封鎖の2日後から、武漢在住の作家?方方(ファンファン)が自身のブログ上で武漢の実情を伝える日記を書(shū)き始めた。
近なが次々と死んでいく悲慘な狀況、料品やマスクの不、醫(yī)療現(xiàn)場(chǎng)の疲弊と焦燥……未曾有の災(zāi)厄に対して個(gè)はどうあるべきかを真摯に綴り、不安を抱える々に「真実」を知るがかりや大きなの慰めを與え、深夜一二時(shí)の更新を待ち望む読者は「億単位」ともわれた。
前例のない都市封鎖下、稱賛と批判の嵐のなかで発信し続けた〈真実〉の記録、混迷のいまを生きるすべての人へ贈(zèng)る希望の書(shū)。
◆推薦コメント
言論の自由は、いかなる政治體制下であっても、勇敢で志の高い個(gè)人が身銭を切って創(chuàng)り出すことができるということを作者はみごとに証明している。
――內(nèi)田樹(shù)
感染癥は、社會(huì)全體の人道主義の水準(zhǔn)を浮き彫りにしたと著者は書(shū)く。それは地べたレベルでも、政治レベルでも。作家とは、それを見(jiàn)て書(shū)き殘す者だと信じた人の渾身の記録。
――ブレイディみかこ
封鎖され、弾圧され、怯え、苦しみ、それでも起きたことをひたすら書(shū)く。これは私たちの『ペスト』(カミュ)だ。
――いとうせいこう
人の暮らしに不可欠な自由を奪われた未曾有の都市封鎖の渦中、唯一生き殘った「語(yǔ)る自由」が今、私たちに真実を伝え、パンデミック地獄からはい上がる術(shù)を教えてくれる
――山極壽一(京都大學(xué)総長(zhǎng))
著者プロフィール:方方(ファンファン)
1955年、中國(guó)?南京生まれ。現(xiàn)代中國(guó)を代表する女性作家の一人。2歳時(shí)より武漢で暮らす。運(yùn)搬工として肉體労働に従事したあと、文革後、武漢大學(xué)中國(guó)文學(xué)科に入學(xué)し、在學(xué)中から創(chuàng)作活動(dòng)を始める。卒業(yè)後はテレビ局に就職し、ドラマの腳本執(zhí)筆などに従事。80年代半ばから、武漢を舞臺(tái)に、社會(huì)の底辺で生きる人々の姿を丁寧に描いた小説を數(shù)多く発表。2007年からは湖北省作家協(xié)會(huì)主席も務(wù)めた。2010年、中篇「琴斷口」が、中國(guó)で最も名譽(yù)ある文學(xué)賞の一つである魯迅文學(xué)賞を受賞?!感聦?xiě)実小説」の代表的な書(shū)き手として、高い評(píng)価を得ている。主要な作品は映畫(huà)化もされた「胸に突き刺さる矢」(2007年)、『武昌城』(2011年)、『柩のない埋葬』(2016年)など。
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