


●風(fēng)爐先(ふろさき)
風(fēng)爐先は、四畳半以上の広間に用いられます。
小間でも道具畳が襖や障子で囲まれている場合には使われることもあり、広間でも點前座が壁で囲まれている場合には使われないこともあります。
風(fēng)爐先は、室町時代に臺子が使用されるようになった時から使われたといいます。
高さ二尺四寸、橫三尺五分、厚み五分角、鳥の子白張り、蝋色縁付(ろいろふちつき)の利休形を基本とし、流儀や好みによって多種多様なものがあります。
風(fēng)爐先は、風(fēng)爐の季節(jié)には、腰張りのものや、腰板に透かしをいれたり葭(よし)を張ったものを使ったりもします。
座頂、結(jié)界なども風(fēng)爐先の一種です。