夫の愛人と修羅場を演じるなんて、これが自分の人生なのか。こんなにも荒々しい女が自分なのか。カプセルホテルへのプチ家出も、「あなたをもっと知りたい」と囁く男との逢瀬も、敏子の戸惑いを消しはしない。人はいくら歳を重ねても、一人で驚きと悩みに向き合うのだ?!咐悉し健工舜黏à胜螭?、ない。やっぱり、とことん行くしかない!定年後世代の男女に訪れる、魂の昂揚を描く。第5回婦人公論文蕓賞受賞作。