米國コリンズ社製のアマチュア無線用送信機です。
以前にも32S-3を出品しましたが、これは別の個體です。

電源(516F-2)を別のオークションに出品しています。

シリアル番號は11000番臺で1963年ころの製造と推定されます。
60年物ですから相応の使用感はありますが、まだまだ現(xiàn)役で使用できます。

內(nèi)部?外部ともに汚れを取り除き、電気的及び機械的な整備と調(diào)整を行ってありますので動作?特性は良好です。
劣化した抵抗や電解コンデンサ、ペーパーコンデンサ類は新品に交換し、真空管なども必要なものは新古品や新品に交換済です。

次の寫真は、整備と調(diào)整が完了した狀態(tài)でマイクジャックに2トーン信號を入力した際に、アンテナコネクタに得られた出力信號のスペクトラムです。
これはこの個體の総合歪特性で、マイクアンプやバラモジ、ミキサーや直線増幅器などの全ての歪が含まれています。


32s3-10



ちゃんとした整備とちゃんとした測定をしてない”完動品”32Sシリーズ送信機やKWM-2などの中には、かなり「?」なものや、測定してみると「あっ」と驚く様な電波が出ている個體もあると聞きますが、この個體は整備済で3次歪も-38dBほどと良好です。

真空管式アナログ送信機ですので、32S送信機開発當時にはなかった「ちゃんとしたスペアナ」で測定しますとハムやノイズが畫面上に見えますが、-50dBc程度以下ですので実用上は大丈夫です。

この個體の実測の最大出力は120Wを上回りますが、少し控えめにする方がコリンズらしい質(zhì)の良い電波を得られます。


落札者には取説の電子ファイル(CD)を差し上げます。