私とエコツーリズムとの出會いは、1989年世界で一番大きな砂の島、フレーザー島を知ったとき 先住民はフレーザー島をガリィ(楽園の意)と呼んでいました。 その名にふさわしく豊かな自然を持つフレーザー島は、1992年に世界遺産に指定され、オーストラリア人にとっては今でも一生に一度は行ってみたい憧れの島なのです。 この島でエコツーリズムの開発に參加してから、私とエコツーリズムとの長い旅が始まりました。
國際エコツーリズム年にあたる今年、専門家だけでなく、一般の方にもエコツーリズムについて知っていただければと思ってこの本を書きました。
エコツーリズムと言う言葉を始めて聞く方にも、これからエコツーリズムにかかわって仕事をしたいと思っている方も、もちろん現(xiàn)在どこかでエコツーリズムと関わって仕事をしていらっしゃる方も、また自然の中で五感を解放して心で感じることを體験したいと思っている方や地球環(huán)境問題を始め世界で起こっている問題に興味のある方、子どもたちの將來を真剣に考えている方、そしてもちろんオーストラリアに行ってみたい方やフレーザー島に興味のある方などあらゆるジャンルの方に読んでいただければと思っています。
目次
1 エコツーリズムとの出會い
2 なぜ今エコツーリズムなのか?
3 エコツーリズムを?qū)g踐するために
4 オーストラリアのエコツーリズムに出會う旅―世界最大の砂の島にエコリゾート誕生
5 エコツーリズムの今、そしてこれから
付録 エコツーリズム世界事情