但し、制作時(shí)に生じたノイズ等の処理が成されている感があり幾分リミックス感がございます...........................
內(nèi)容は言わずもがな。
ラインナップは名手揃い。
Tony Iommi(G)、Geezer Butler(B)、故Ronnie James Dio(Vo、ex-Elf、Rainbow、Dio)、Vinny Appice(Ds、ex-Axis、Derringer、Dio他)となります。
そして毎度御馴染みゲスト參加 故Geoff Nicholls(Key、ex-Quartz)。
プロデュースはかのMackとなります。
(かの名録音スタジオ”Musicland Studios”のハウスエンジニアで嘗てDeep Purple、Uriah Heep、Rainbow、Electric Light Orchestra等に関わる。
その後プロデューサー獨(dú)立。Queen、It Bites、Bad Moon Rising等手掛ける)
1991年後期~1992年初頭 英國(guó)ウェールズ”Rockfield Studios”での制作となります。
Ian Gillan脫退後、オリジナル?ドラマーBill Wardが復(fù)帰。
新ヴォーカリストに迎えたDavid Donato(後にWhite Tiger)、プロデュースにかのBob Ezrinを迎えバンドの立て直しと新作制作に臨むも、
Bill Wardがバンド運(yùn)営や新ヴォーカリストに異を唱え、あっけなく離脫。
またGeezer Butlerも自己の新バンド結(jié)成に動(dòng)き、離脫。
Tony Iommiはバンド活動(dòng)休止を決め、故Geoff Nichollsと共にソロ作制作へと活動(dòng)を移行する事となります。
その後かの”Live Aid”にてBlack Sabbathオリジナル期再結(jié)成が為され話題を呼ぶものの、
ライヴ企畫のみで當(dāng)人たち曰く「マジックに欠ける」と期待された新作制作は不問(wèn)に。
セッション界隈から名手Eric Singer(後にGary Mooreサポート、Badlands、Alice Cooper、Kiss他)/Dave Spitz、
更にはヴォーカリストとしてかのGlenn Hughesを起用し本格的に制作開(kāi)始。
(故Ronnie James Dio等様々なヴォーカリスト起用を狙ったものの企畫倒れに終わり、參加が決定していたGlenn Hughesに一本化した模様)
ソロ作は完成を見(jiàn)るものの、レコード會(huì)社やマネージメントは「Black Sabbathとしての新作」としてリリースを要望。
摺った揉んだの末、結(jié)局”Featuring Tony Iommi”を加えた名義にてリリースと相成り、ツアーに勤しむ事となります。
ツアー極初期でGlenn Hughesが離脫。後任にRay Gillan(後に”Phenomena”Project、Badlands他)を迎え、ツアーを敢行する事となります。
これらの経緯から”Tony Iommi主導(dǎo)のBlack Sabbath”が始まる事となります。
その後”新生Black Sabbath”として新體制にて新作制作に乗り出すものの、
前作同様プロデュース起用のかのJeff Glixman(Kansas、Gary Moore等手掛ける)がDave Spitzの演奏に異を唱え、Dave Spitzは敢え無(wú)く離脫。
(バンド在籍しているものの制作には関與出來(lái)ず、完成後の南アフリカ公演企畫に異を唱え脫退)
名手Bob Daisley(當(dāng)時(shí)Gary Moore Band ex-Chicken Shack、Widowmaker、Rainbow、Ozzy Osbourne Band)を起用。
制作を再開(kāi)するも今度は故Ray Gillanに異を唱える事となり、Ray Gillanは敢え無(wú)く解雇。
その後Eric Singerも離脫。
同じ制作參加の名手Bob Daisleyからの依頼を受けGary Moore Bandに加入。ツアー參加となります。
(ツアー後アプローチを受け名手Jake E.Lee/故Ray Gillan結(jié)成のかの”Badlands”に參加)
制作トラブルを嫌ったバンド側(cè)はその後プロデューサーを変更。
最終的に故Chris Tsangaridesを據(jù)え、またNeil Murray(MGMデモ録音で共演)/故Cozy Powell(幻の第二期Blue Murder同僚)~Tony Iommi人脈絡(luò)みで、
Tony Martinを起用。
ヴォーカル再録音にミキシングを経て、新作完成に漕ぎ著ける事となります。
その後Geezer Butlerが復(fù)帰が決まりますが、新作は日本等では好評(píng)を博すもののセールスは大幅に低下。
また當(dāng)時(shí)アパルトヘイト政策が批判を呼び國(guó)連主導(dǎo)で経済制裁が課されていた南アフリカ共和國(guó)での公演を行なった事で
米國(guó)及び國(guó)連加盟國(guó)から相當(dāng)な非難を受け、
當(dāng)時(shí)のマネージャーErnest Chapman(第二期Jeff Beck Groupの現(xiàn)場(chǎng)マネージャーだった人物)が國(guó)連で謝罪の憂き目に遭う事となります。
(Tony Iommiの盟友Brian May在籍のかの”Queen”がかの”Sun City”公演を行った事からの依頼の感が.........................)
醜聞に加え、それを嫌うGeezer Butlerが再び離脫。
新作の非常なセールス不振もあり、英國(guó)”Vertigo”/米國(guó)”Warner Bros”から契約解除の憂き目に遭う事となります.....................
Tony IommiはNicholls/Martinを殘しバンドは解體。
その後、Gary Mooreとの活動(dòng)に疑問(wèn)を感じていた名手故Cozy Powellにアプローチ。
(ツアー開(kāi)始數(shù)日前にGary Moore Bandを脫退.........何かねぇ.......)
參加承諾を得るとバンド再建に乗り出す事となります。
(故Cozy Powell曰くは「墮ちた偶像であろうとも、伝説には攜わってみたい」との事)
かの名マネージャーMiles Copeland(The Police、StingのマネージャーでかのStewart Copelandの実兄)運(yùn)営の”IRS Records”の契約を獲得。
新作制作に乗り出す事となります。
制作後に盟友Neil Murray(ex-Hanson、National Health、Colosseum Ⅱ、Whitesnake、Gary Moore Band、後にミュージカル”Queen”の箱バン他)を
かのVOWWOWから引き抜き、ツアーに勤しむ事となりますが、
新作は(評(píng)価は英國(guó)/ヨーロッパ圏/日本で高いものの)セールス不振。
また全米ツアーはチケットセールスが非常に悪いもので初期の段階で打ち切りと相成ります。
その後Tony Iommiは再結(jié)成Deep Purpleを解雇されたIan Gillanにアプローチ。
當(dāng)時(shí)英國(guó)で最高位を記録した大傑作”Born Again”大成功の再現(xiàn)を目論むものの実現(xiàn)せず、
Iommi/Powell/Nicholls/Murray/Martinにて再び新作制作に乗り出す事となります。
完成リリース後は再び英國(guó)/ヨーロッパ圏/日本にて好評(píng)を博すものの、米國(guó)ではチャートインせずセールス不振。再びバンド解體。
Iommi/Powell中心にバンド再建に乗り出す事となります。
Geezer Butlerの復(fù)帰が決まるものの、
その仲介で當(dāng)時(shí)新生Dio第一弾の新作”Lock Up Your Wolves”がセールス/ツアー共に不振の故Ronnie James Dioにアプローチ。
承諾を得てIommi/Powell/Butler/Dioにて體制確立。
(前二作のセルフ?プロデュースの限界から)今作ではプロデュースにかのMackを迎え、新作制作に乗り出す事となります。
されど故Ronnie James Dio率いる”Dio”の活動(dòng)が続いておりバンドに不信感が生まれており、再びTony Martinに協(xié)力を依頼。
但し、Tony Martinは自身のソロ作の完成が迫っており、協(xié)力のみで加入は拒否。
その後ようやく故Ronnie James Dioが制作に加わり、本格的にバンド始動(dòng)となります.............................
作曲/セッションが進(jìn)行するうちに故Cozy Powellと故Ronnie James Dioが対立。
(Tony Iommi曰くは私情の齎すものだった模様で、「Cozy Powellは良い奴なのにRonnieは何で気嫌いするのか?」と呆れていたとの事。
バンド內(nèi)での不信感に以前のCozy Powellの発言「Ronnie James Dioもヴォーカリストとして下り坂だし」と、
かのTony Martinを稱賛していた事も伏線としてあった感が...................)
そして音楽性を巡ってそれぞれの対立も表面化する中で、故Cozy Powellが落馬事故で重傷を負(fù)い離脫。
バンドは嘗て在籍した名手Vinny Appiceにアプローチ。參加承諾を得る事となります。
但し、故Cozy Powell離脫でバンド內(nèi)の権力関係が変わり、Iommi/Butler/Dioという三頭政治狀態(tài)に突入する事となります。
當(dāng)時(shí)、それぞれの指向する音楽性が結(jié)構(gòu)異なる事があり、制作は難航。
(プロデューサーのMack曰く「それぞれの音楽性の摺り合わせに苦労した」との事)。
摺った揉んだの末、新作は完成.........................という非常に面倒な経緯がございます.....................................
さて今作。
當(dāng)時(shí)期待された”Heaven and Hell””Mob Rules”、”The Seventh Star””The Eternal Idol””Headless Cross””Tyr”路線とは明らかに異なる音楽性。
現(xiàn)代へヴィネス指向が非常に強(qiáng)い音楽性ではございますが、アレンジが細(xì)やかなもので非常に質(zhì)が高いもの。
専屬プロデューサーの存在が音楽性に窺えるものでございます。
但し、前述のMack曰くの音楽性摺り合わせの大変さが判るものでございます。
Tony IommiとしてはIommi/Dio主導(dǎo)であった大傑作”Heaven and Hell”、
そして(商業(yè)的不振であったものの評(píng)価は高かった)Tony Iommi主導(dǎo)Black Sabbathでの音楽的成果を生かしたい、
Geezer Butlerはオリジナル期Black Sabbathの要素を重視し現(xiàn)代的に音楽性を再構(gòu)築したい、
故Ronnie James Dioは..........
「自分もBlack Sabbath在籍者であるから、當(dāng)時(shí)のオルタナ/グランジ流行におけるオリジナル期Black Sabbathの恩恵を受けて當(dāng)然!
私はまだまだ若い!」という思考(....図々しい感が.........)で、
その後の離脫?Dio再始動(dòng)で明らかとなる現(xiàn)代へヴィネス指向の音楽性を、三名共にそれぞれ重視したいという感。
音楽性の融合は不可能であった模様。
(但し、ラインナップが固まり、ヘヴィ重視に音楽性の方向性が決まった際に
”Iommi/Butler”はかのIan Gillan在籍時(shí)の大傑作”Born Again”での音楽性重視で一致していた感が................)
Mackは「バンドに自由にさせるが、行き詰まった際には助け舟を出す」というプロデューサーでございます。
正直、皆意固地(特に故Ronnie James Dio)と化していた感があり、楽曲では部分毎に音楽性が異なる(”Computer God”等參照)というもの。
音楽性の融合ではないもので、Mackによる編集にて音楽性を擦り合わせていたという感があり、幾分ぎこちなさが音楽性や楽曲にございます。
當(dāng)時(shí)の音楽シーンの主流たるオルタナ/グランジ界隈のオリジナル期Black Sabbath再評(píng)価から無(wú)理にへヴィさを加える感もあり、
肩に力が入り過(guò)ぎた感もございます。
今作では制作當(dāng)初からGeezer Butlerが関わっている事がミソ。
そもそもBlack SabbathはTony Iommiと並ぶ重要な作曲者でもあるGeezer Butlerの権限が強(qiáng)いもの。
Geezer Butlerが當(dāng)初から音楽創(chuàng)作に関わればIommi/Dio主導(dǎo)で制作された”Heaven and Hell”の様な音楽性は困難。
(當(dāng)時(shí)の故Ronnie James Dioの音楽嗜好も加わり)へヴィさが強(qiáng)められ以前の甘美なメロディ感覚は後退。
またGeezer Butlerの演奏者としてのリズム重視があり、
(前作と打って変わり)初期Black Sabbath的なロック的躍動(dòng)感や勢(shì)いが強(qiáng)まったものとなっております。
リリース當(dāng)時(shí)、日本では以前の名作”The Seventh Star””The Eternal Idol””Headless Cross””Tyr”の評(píng)価が非常に高いもの。
代って音楽性の大幅な違いから、賛否両論と化しておりました。
(以前の名ラインナップを解體してまで制作する內(nèi)容なのか?という揶揄も.....................................)
但し、英國(guó)/米國(guó)/ヨーロッパ圏ではオリジナル期Black Sabbath再評(píng)価とグランジ/オルタナ全盛期という事もあり、セールス的には以前を上回るもの。
この対比が非常に興味深いものでございます。
(但し、思う様な成果では無(wú)かった模様..................その後のラインナップ解體が物語(yǔ)る感......................................)
制作と言いこの再結(jié)成は相當(dāng)しんどかった模様。
おまけにBlack Sabbathオリジナル?ヴォーカリストOzzy Osbourneの引退コンサートで前座を務(wù)める事となり、
故Ronnie James Dioが憤慨し異を唱える事に。
(名手Bob Daisley引き抜きの件と言い、因縁が付きまとう二人ではございますが........................一方的な故Ronnie James Dioの僻みの感が...................)
一番意固地の感がある故Ronnie James Dioはあっけなく離脫。
自身のバンド”Dio”再始動(dòng)にて現(xiàn)代へヴィネスの音楽性を強(qiáng)く指向していく事となります.....................
またBlack Sabbath側(cè)は再びTony Martinにアプローチ。
Iommi/Butler/Martinという新體制で新たな音楽性を指向する事となります.................................
さて、ボーナスCD。
本編楽曲のシングル編集ヴァージョンに別ヴァージョン。映畫サントラ用の別ヴァージョンの三曲。
”Letter from Earth”別ヴァージョンはラフ?ミックスの感がございますが、案外出來(lái)が良いもの。
但し、作品本編とは異なるアレンジの感で、収録すれば浮く事から不採(cǎi)用になった感がございます。
1992年7月25日米國(guó)?フロリダ州タンパ”Sun Dome”での実況録音からの抜粋5曲となります。
當(dāng)時(shí)の録音機(jī)材車を使用した公式録音の模様で非常に高音質(zhì)。
音質(zhì)の有り方からラジオ放送用に録音された感がございますが、映像とライヴ盤制作企畫を考えていた感が窺えるものでもございます。
何せ名手揃い。
安定したアンサンブルではございますが、バンドの求心力が下がっている事が窺える感がございます..........................
後々に”Heaven and Hell”というバンド名にて再び再結(jié)成(笑)と相成りますが、
この當(dāng)時(shí)は故Ronnie James Dioのヴォーカルの衰えが顕著になっていた頃でございます。
故Ronnie James Dioの全盛期ライヴ音源は案外少ないもの。
(様々な背景があるにせよ)非常に貴重な音源ではございます......................
現(xiàn)在は入手困難の模様。この機(jī)會(huì)に是非。
注:発送方法は変更になる場(chǎng)合がございます。宜しく御願(yuàn)い致します。