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神話と日本人の心
日本を代表するユング派心理學者であり、『昔話と日本人の心』などの著作で獨自の物語論を展開する著者が、日本神話の意味とその魅力をわかりやすく語る。
他世界の多くの神話と異なり、太陽神はなぜ男性ではなく「日の女神」アマテラスなのか? 繰り返し現(xiàn)れる神々の「トライアッド」構(gòu)造とは何か? 母との一體性、トリックスター、英雄…さまざまな顔をもつスサノヲとはいかなる神か?「見畏む」男神たち、流し棄てられた神ヒルコは何を意味するのか…。『古事記』『日本書紀』の世界を獨自の観點から、また世界の神話?物語との比較をまじえた広い視野からよみとき、日本人の心性と現(xiàn)代社會の課題をさぐる。
日の女神の輝く國/世界のはじまり/國生みの親/冥界探訪/三貴子の誕生/アマテラスとスサノヲ/大女神の受難/スサノヲの多面性/オオクニヌシの國造り/國譲り/國の広がり/均衡とゆりもどし/日本神話の構(gòu)造と課題
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