古伊萬里 梅枝 豬口

江戸中期(18c中頃)

徑  7.5
高さ 5.6
底徑 3.7

  完品
  
オーソドックスなデザインのチョコです。
そば豬口好きなら
必ず目にした図柄でしょうし
もしかしたら
伊萬里ブームの時に完品を
10萬近い金額で
買った方もいらっしゃるのでは
ないでしょうか? 
(同様のチョコが
テレビの鑑定番組のゲストのお寶で
20萬と鑑定されていた頃です)

この手は波佐見で
作られたと考えられ
くらわんか茶碗に見られる
梅の描き方と同じところから
私はくらわんか茶碗が
作られ始めたとされる
18世紀(jì)中頃の作品と判斷しました。

この手のチョコは
口縁にニューがあったり
高臺が欠けていたり
するものですが
まあ、見事に無傷。

私もこの手は
ずいぶん見てきましたが
全て何かしらの傷がありましたので
競りでこれを
見つけた時には驚きました。

小ぶりで可愛らしく
生がけの
しっとりした手觸りと
厚底の削り出した高臺の
ずんとくる重さは
酒呑みにとっては
たまらないものではないでしょか?

酒呑みに使う酒器を
お探しの方。
必見です。